こんにちは、松尾です。
「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の純資産残高が2月6日時点で全投資信託(ETF除く)の中で、トップになったと、日本経済新聞で報道されました。
これまでのトップは、長年アクティブファンドだったのです。
ついに、日本にもインデックスファンドの時代が来たのかもしれません。
これまで同様、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信D」や、金融機関の窓口で人気だった「ピクテグローバルインカム株式F(毎月分配)」などのアクティブファンドが上位にいることには変わりありません。
しかし、4位には「eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)」など、トップ10に、インデックスファンドが4つも入っています。
投資の基本は、
・長期
・分散
・低コスト
この3つが大原則です。
これまでの日本の投資環境と言えば、高コストなアクティブファンドを金融機関が販売するという、顧客本位とは言えない状況でした。
その結果、投資した資産は、マイナスになり不安を抱えながら、金融機関に相談に行きます。
相談に行くと、窓口で新たなアクティブファンドへの乗り換えを勧められます。
結果、回転売買を繰り返すことで、購入手数料が金融機関に入り、信託報酬を金融機関と運用会社が分け合うのです。
ノーリスクで金融機関には手数料が入り、投資した本人はリスクだけを背負わされます。
その潮目が変わったのは、この5年でしょう。
つみたてNISAが、インデックスファンドの認知度を大幅に上げました。
そして、多くの人が学び、知識をつけて、優良なインデックスファンドを選ぶようになったのです。
S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスのデータによると、アメリカのアクティブファンドの約9割がインデックスファンドには勝てていないとのことです。
今後はさらに、インデックス投信の純資産残高が増えて、いつの日か上位のほとんどが、インデックスファンドという時代が来るのかもしれませんね。