貯蓄と保障は分けて考える

明けましておめでとうございます。

まつおです。

新年最初の面談は神奈川県の40代のご夫婦でした。

お二人ともそれぞれフリーランスでお仕事をされているとのことです。

奥様が貯蓄型の保険を検討されているとの事で、私にそのまま契約していいかどうかとのご相談でした。

有名な生命保険会社の商品で貯蓄と死亡・医療保障が一つになったものです。

結論からいうと、貯蓄と保障は分けて考えた方がいいです。

なぜなら、貯蓄するにも効率が悪く、保障も中途半端になってしまうからなんです。

私たちの親世代の時代は金利が高かったため保障がついて、払込総額より多くの満期保険金がもらえた時代もありましたね。

しかし、今は長引く低金利で保険は支払った保険料より少ない満期保険金しかもらえません。

しかも、保障は少ないですし、もしも保険料を払えなくなったり、お金が必要になって解約すると保障もなくなってしまいます。

それよりも保障が必要なら今の時代は掛け捨ての医療保険がたくさんあります。

貯蓄型保険なら保険会社の破綻のリスクもありますが、掛け捨て保険なら仮に破綻しても別に入り直せばいいので心配も少ないですね。

それぞれの必要な保障を必要なだけ最低限の保険料で支払ってあとは貯蓄に回した方が良いです。

さらに、リスクを取ることができるなら積立投資を10年以上の期間できれば年利5%くらいの期待リターンを得ることも可能ですよ。

今日のご夫婦は子どもがおらず死亡保障が必要ないことや、国民年金で老後の不安が大きいこともあったので、

掛け捨ての医療保険、つみたてNISA、そして全額が税金の控除になるiDeCoを始められることになりました。

奥様が65歳になる18年後までに2000万円貯めることが目標です。

保険や制度を利用する時には内容や運用方法よりも目的がとってもタイセツです。

目的を明確にすることで解決方法が見えてきますよ